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[コメント] あん(2015/日=仏=独)

何も声高に述べることをしない映画だ。物語を想像することだけでなく、他者の人生を想像し思いやることも含めて、観客の想像力に信頼を寄せてつくられた映画だと思う。
シーチキン

丁寧に時間をかけてロケをして、四季の移ろいを背景にしていることが、下手な演出よりも「普通さ」を醸しだし、余計に見るものに問いかける力を増している。

そういう芝居に耐え抜いた永瀬正敏は近年では稀にみる好演。

後、欲を言えば冒頭と中盤にどらやき屋に寄り道している3人の女子中学生たちをもっと出して欲しかったなあ。

というかだな、あの3人みたいな女の子が常連として通ってきて、店主に声をかけてくれるなら、私だって夜明け前から起きだして自家製の餡をつくって、どら焼き屋をやりたいです。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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