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[コメント] WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜(2014/日)

林業を真正面から描き、迫力あるシーンが満載で、映画として楽しい。もうちょっと尺をとって、主人公の心情の変化を丁寧に描いた方がという気もするが、この尺だからこそというテンポのよさもある。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







それに頼りない主役の脇を固める俳優陣がいい。伊藤英明は出色。彼は『悪の教典』で一皮むけたのか、こういう役が自然に出来るようになったと思う。またその相方となった優香もいい女を演じてた。

この辺に比べると長澤まさみはややもの足りない感じもある。やっぱりもうちょっと尺があったほうがいいのかもしれんなあ。

それでも、観終わって「ああ、楽しくて、いい映画をみたなあ」と素朴に思える。

<オマケ>

本作が気に入ったという方には、藤沢周平の小説「春秋山伏記」という小説をお勧めしたい。舞台は山形を中心とした奥羽山脈の山奥の村だが、山岳信仰と、その独特なユーモラスでおおらかなエロティックな人間模様には共通したものがあると思う。

(評価:★5)

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