[コメント] ベルリンファイル(2013/韓国)
どこまでいっても卑怯卑劣にして冷酷無残。本物の非情なスパイの世界の物語を良質な娯楽作として心ゆくまで味わうことができる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
北朝鮮の政権交代など一方で現実世界の設定を持ち出しつつ、他方ではまさにスパイ小説を地でいく物語。その虚実のないまぜ具合が最高に良い。
アクションも、爆発シーンこそ少しちゃちだが、それ以外はスピード、スリルとも申し分ない。ドアの覗き穴から外を見るのにドアの正面に立たずにわざわざ鏡を使って横から見るなど細かい演出も心憎いばかりだ。
特に最後は弾が切れるまでのガンアクションが一転、拳銃をハンマーのごとくにみ立てた肉弾戦まで、全部見せますと言わんばかりのサービス精神は実にうれしい。 リアルでハードでスリリング。近来のスパイ映画では文句なく最高水準にあると思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。