[コメント] 精霊流し(2003/日)
思わず「よか映画やねえ。じーーんと、きたとよ」と言いそうになる、そんな映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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シンプルだが、カメラワークが抜群で、美しい風景に心動かされた。
内容としても、久々の感動モノでじーーんとこさせる。
一人の人間の運命が原爆によって左右される、その哀しみを土台に、互いに思いやりながらささやかに生きていく人生の味わいをしみじみと描いて好感が持てる映画だった。
特に最後の精霊流しのシーンは圧巻。これほどさだまさしの「精霊流し」が名曲に感じられたことはなかった。そしてその素晴らしさに、改めて、葬式など故人への追悼の儀式というものは、生きている人間のためにあるんだなあということを実感した。
人情の機微が心の琴線に触れる素晴らしい映画だった。
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