シーチキンさんのコメント: 点数順
ナイロビの蜂(2005/独=英) | 《不要な大陸・アフリカ》という正視に耐えない現実を突きつける、第一級の社会派サスペンス。 [review] | [投票(10)] | |
マイノリティ・リポート(2002/米) | さすがにスピルバーグは観客の心をとらえる術に長けている。トム・クルーズも★★レビュー内★★男の姿がリアルに感じられる好演をしている。しかし、基本アイディアの活用という点では、どうだろう? [review] | [投票(10)] | |
月に囚われた男(2009/英) | アイディアは古典的で、全体的に1970年代の香りがするが、切なさとサスペンスをうまく織り込んだ良質なSF映画。 [review] | [投票(9)] | |
劔岳 点の記(2008/日) | 近来、稀に見る謙譲の映画。強固な意志を内に秘めながらも、全編にわたって控え目な映画は、そのラストで激しく心を揺さぶった。 [review] | [投票(9)] | |
ザ・マジックアワー(2008/日) | 面白かった!場末の雰囲気が漂う空気の中でこそ、ピカ一の存在感を発揮した本物西田敏行をはじめ、佐藤浩市も「案外あれが地なのか?」と思わせるほど売れない役者を堂に入った演じっぷりで、映画としての楽しさが存分に味わえた。 [review] | [投票(9)] | |
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988/日) | 個人的には、シリーズの中で一番、思い入れがある寅さん。 [review] | [投票(9)] | |
日本の黒い夏―冤罪―(2000/日) | この題材に、「日本の黒い夏」というタイトルをつけたことの意味を、考えざるをえない。そしてポスターやチラシにある「Darkness in the Light」という言葉の意味を。 [review] | [投票(9)] | |
アバター(2009/米) | ある法則にのっとって構成された世界をつくり上げ、そこを舞台にするという本格SF映画にして、流石はキャメロン監督と改めて感心するほど確かな演出で最上級の娯楽大作に仕上がっている。だが「3D上映というのはそんなにいいのか?」という気もする。 [review] | [投票(8)] | |
告発のとき(2007/米) | 派手なシーンも巨大な陰謀めいたものもなく、淡々とした描写の中で、戦争による人間性の喪失とはこういうものかと、言いようのない恐ろしさが身体全体をつつんでいく感じがした。 [review] | [投票(8)] | |
ターミネーター(1984/米) | 機械であって、機械でない。欧米人が憧れてやまない、日本の神秘・「禅」の境地がここにある。 [review] | [投票(8)] | |
シルミド/SILMIDO(2003/韓国) | この映画の題材となった事実は、軍事政権下で秘密にされ、近年になって少しづつ真相が明らかになってきたものらしいが、そういうものを堂々と映画にするというところに、韓国映画のパワーの源を見る思いがする。 [review] | [投票(8)] | |
機動戦士ガンダム(1981/日) | 一部ファンのなかでは評価の高かった「再会、母よ…」のエピソードを最後に持ってきたところに、富野喜幸のこだわりと意地を感じる。 [review] | [投票(8)] | |
チャップリンの 独裁者(1940/米) | 「赤狩り」委員会の喚問に呼ばれたら、山高帽にだぶだぶズボン、ドタ靴はいて、ステッキ持って、出頭してやるといったチャップリンの心意気は、不滅だ。 [review] | [投票(8)] | |
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2018/米) | メリル・ストリープの会心の演技が良い。説得力というか、史実にふさわしいリアルさがある。それにしても史実の映画化なのに、今の我々から見れば「こうであるべきだ」と理想論を描いた物語に見えてしまうのは、実はとんでもない不幸ではないだろうか。 [review] | [投票(7)] | |
プロメテウス(2012/米) | 一貫した世界観に基づいてデザインされた小物、小道具の数々が、近未来の宇宙を舞台にした本格的SFの空気を堪能させてくれる。 [review] | [投票(7)] | |
パンズ・ラビリンス(2006/メキシコ=スペイン) | 暗い現実に人が本当に絶望した時に夢見るファンタジーとは、こういうものなのかもしれない。 [review] | [投票(7)] | |
ブラックブック(2006/オランダ=ベルギー=英=独) | ナチス占領下のオランダで、第二次大戦末期の陰謀と裏切りの渦巻く中、明るく健康的なお色気満点のレジスタンスの女スパイが大活躍、という話なんだが・・・戦争とはここまで人間の醜い姿をあらわにするのかと、どすんと腹にこたえる映画。 [review] | [投票(7)] | |
インサイド・マン(2006/米) | 痛快ですっきりできる快作。単純なアイディアを洗練されたテクニックでまとめあげ、見終わったあとになるほどなあ、よくできていると、素直に感心させられる。 [review] | [投票(7)] | |
ペイチェック 消された記憶(2003/米) | SF映画として、センスよくまとめられていて好感が持てる。ストーリーは、定番というか、冒険モノの王道だが、それを「記憶消去」という設定と上手くからめて、細かすぎず、無理なく自然にまとめている。 [review] | [投票(7)] | |
セント・オブ・ウーマン 夢の香り(1992/米) | 私はこれでアル・パチーノのトリコになった。生きる意欲と希望をもった第一歩は、さりげなく。。。 [review] | [投票(7)] |