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[コメント] ZOO(2005/日)

最後の『ZOO』がなければたぶん★4だった。まあ、短編集である原作の表題作にもなってるから仕方ないのだろうけど。
JKF

今回の『ZOO』を含め乙一の本を何冊か読んでいたが乙一を映画化するのなら、下手に低予算で『暗黒童話』(乙一の数少ない長編小説)あたりをやっちゃうよりは、『ZOO』をオムニバスで映画化したのは正しかったと思う。オムニバスの方が個々の出来がしっかりしてれば飽きないうえに新人監督を何人も起用できるからね。『ZOO』さえ面白ければ、もう一編追加しても大丈夫だった。とはいっても映像化されていない残りの作品は駄作が多いのだけれど。

「カザリとヨーコ」★3。主演のコはもうちょいカワイイほうがよかったです、正直。そしたら無条件に点数アップしてました。

「SEVEN ROOMS」★4。まあよくありがちな話(と思うのは『CUBE』『SAW』辺りの影響?)。もっとエグくても良かったんじゃないかな。須賀くんに差し出されたゴムには笑った。

「陽だまりの詩」★4。今回の5作では一番好き。アニメならではとも言うべき画面の綺麗さと、終末的世界観がなかなかよい。

「SO-Far そ・ふぁー」★3.5。いくら子役の中でも飛びぬけているとはいえ、神木くんのアップが多すぎやしないか?そして、それでこの作品の20分が成り立っちゃう不思議。

「ZOO」★1。一番映像化しにくい作品だったかもしれないが、まずこの監督に物語を観客に理解させようとする姿勢が見て取れない。だからといって、イメージしたらしいデビッド・リンチのような世界観や個性を感じ取れるわけでもないしねぇ。

(評価:★3)

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