愛娘スリちゃんの子育て以外のことをようやく思いだしてくれた我らがトムクル。ただ復帰するったって中途半端なお膳立てじゃやんないよ、とばかりに、今回相当準備に準備を重ねた感じがすごくわかる。そしておれっちまだまだ若いもんに負けないぜ、と言わんばかりに、上半身のサービスカット何回も挟んでくれるし（そこまで頼んでないよー）ほんと、おかえりトムクル！って感じです。相手役にキャメロン・ディアスを選ぶところが賢すぎる。いくらキレイでもぐいぐいきてる若手だと自分が霞むし（年が目立つし）、かといって旬を過ぎた女優だと自分にもケチがつくし。年も経験も人気もちょうどいいキャメロンをもってくるのがほんとこの人は自分の事わかってる人だなあと思う。キャメロンもプラセンタ注入してがんばってるしね！（でもあの笑いじわがキュートなんだけどね。でもあからさまにシワシワだとまずいしね）ほとんど二人芝居だし。アクション映画で主演二人しかほぼ出てないっていうのが思いっきりがいいというかなんというか。よく持つなあ。そうはいっても彼らもアラフィフにアラフォーだから全部アクションで突っ走ることはさすがに無理だということもよくわかっていて、そこは「薬」に頼ってテンポよくカットしていくんだよね。ほんとこの脚本は考えてるなあ。 というわけでトムクル、これからもどんどんアクション映画作ってください。やっぱ映画にはトムみたいな人がいないと楽しくないや。（2011/7/17 DVD）