こんな地味な映画に出ずっぱりで、しかもちゃんとやることをやって成し遂げている。 日本人でこそ、ラーメンとか、外人とうまくとれないコミュニケーションの云々とかは観ていてある程度共感もするけど、こんなテーマほんとにアメリカ本国で受け入れられたのか？と余計な心配をせざるを得ないほど、地味で地味な映画だ。 そりゃあ共演は関西では”局長”として知られたあの西田敏行ですから（ほぼこちらも出ずっぱり）恥じることはなにもないんですけど。脇も実力のある俳優さんで固めているし、キャスティングはすごく賢いと思う。（ブリタニーに惚れる男役がゲイの前田健ってとこがウケるけど） あとは「外人からみたらこういうのがイケメンかー。」とか、見所が他のアメリカが作った日本映画には観られない所にあるっていうのが面白かった。

ちょっと関係ないですが、特典映像の局長のインタビューを観て「ブリタニーにほっぺにチュッチュされるたび「あーこれが『シンシティ』のブリタニー・・あーこれが『8mile』のブリタニーって思ってました（笑）」と言ってるのを聞いて、「局長もシンシティとか8マイルとか観るんや！すっげー！あたしと好きな映画一緒じゃん！」って勝手に喜んでました。

09年末に亡くなられたブリタニーの追悼の意味でこの作品を観ましたが、特にそれに沿ったコメントが上手くできません。生真面目な優れた女優さんだったなっていうことしか今は。。ほんとに好きな女優さんでした。（09’12　DVD）