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[コメント] 血の唇(1971/米)

ホラーの歴史を見せるような吸血鬼物で特に怪奇物の歴史のファンなら愛せる内容。私は比較的平坦な印象からどんどん怪奇色が強まっていくに従って圧倒された。
t3b

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







後半に進むに従って杭打ち、銀の弾丸、変身、地下に行くと怪奇の世界が70年代に登場と観客が求めるものが次々流れを壊さずに登場する。ひねりとして光の中を歩けるようになったり観客が昔のものと同じと思わないようにもしてある。ヨーロピアンなものをアメリカンにするほうがヨーロピアンなものを日本にするよりやはり近いという事も改めて確認した。岸田森も”血を吸う”シリーズで頑張ってたんだけどなあ。

(評価:★5)

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