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ゑぎさんのお気に入りコメント(50/202)

リリス(1964/米)★4 少年の額に滲む汗が忘れられない。 [review] (くたー)[投票(1)]
風と共に散る(1956/米)★5 冒頭からずっと設計され尽くした構図、鏡や銃やクルマなどの小道具。作り物めいたセットで描かれるこの世界に、喜んでひきづり込まれる幸福。そして、何しろドロシー・マローンだ。 [review] (動物園のクマ)[投票(3)]
ブラック・クランズマン(2018/米)★4 最後の最後で本作の印象は一変する。70年代のアメリカの物語であっても、極めて現代的な映画だ。さすがはスパイク・リーと言うべきか。 [review] (シーチキン)[投票(5)]
シューテム・アップ(2007/米)★5 頑なにスジを通し続ける映画。一切のブレはない。馬鹿だけど。 [review] (アブサン)[投票(4)]
港々に女あり(1928/米)★5 「トムとジェリー」の乱痴気騒ぎは終盤のジレンマを経てとてつもない強度に至る。本作のルイーズ・ブルックスのレオタード姿を観ずして「悩殺」という言葉を使ってはいけないのではないだろうか。★6級の傑作。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
欲望(1966/英)★4 主人公が撮る写真のように、一見無造作に撮っているように思わせて、実は非常に厳密な演出が施されている。そこが魅力。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
光に叛く者(1931/米)★4 すごい結末だ。「こんな結末もあるさ」。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
ブラック・クランズマン(2018/米)★3 予想していたよりは楽しかったが、しかしどことなく教師の作った映画という印象を受ける。スパイク・リーは若々しく、自分の頭の良さを社会に対してどう用いるかにも自覚的(少しだけゴダールに似ている)だが、それがおもしろい映画を保証するわけでもない。 [review] ()[投票(6)]
真人間(1938/米)★4 この仮釈放中の監視ドラマには、ラングらしいナチからの逃走という含意が横溢している。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
メッセージ(2016/米)★3 突然の宇宙船の出現により世の中が騒然とする状況との対比で、奇妙なほど静かに徴用され、次第に「彼ら」とのコミュニケーションに魅了されていく主人公の姿が、世俗が削ぎ落とされていくような清々とした空気感を生む。前半は不思議な魅力がある。 [review] (緑雨)[投票(3)]
この世界の片隅に(2016/日)★5 ある映画で、「風はまだ吹いているか、少年よ」と彼岸の男は問いかけ、「はい、まだ吹いています」と此岸の少年は答えた。その、吹き続ける風に乗って、たんぽぽの綿毛は居場所を見つける。喜びと、悶えるような苦しみと虚しさを抱えながら、白昼夢のような光と記憶の断片で織り成された世界で、風はやまないのだ。 [review] (DSCH)[投票(7)]
キッスで殺せ(1955/米)★4 フィルムノワールかと思いきやストーリー展開が後半加速し枠を逸脱していく。原作にアルドリッチが加味した部分はマッカーシズムや核への警鐘というより既成枠を解体したアナーキズムそのものだが、それに意図的でないらしいのが映画史上の玉手箱なのだ。 (けにろん)[投票(5)]
女神の見えざる手(2016/仏=米)★4 この内容である意味ファンタジーともとれるのがアメリカ [review] (HAL9000)[投票(6)]
トゥルー・ロマンス(1993/米)★5 寒空の下、屋上のビルボードの前に座って二人が互いの気持ちを告白しあう場面が素晴らしい。シチュエーションもダイアログもBGMも情感に溢れてる。このシーンで生み出された「純情」が全編を貫く。だからこそ、こんなバイオレントな与太話にも説得力が生まれるのだ。 [review] (緑雨)[投票(4)]
運び屋(2018/米)★4 所謂社会的マイノリティな人達との接触にて禁句的文言であけすけにコミュニケーションするアリー老人を憎めないとすれば、それは自作自演作家イーストウッドの映画的な「徳」故なのだろうし、そんな決して一般化、社会化されない“私性”で人物とその虚構をでっちあげる根性は、それが映画への信に基づくかぎり感動的ですらある。劇中唯一のキャメラ目線は図って観客の目線との無二の切返を演ずる。凄い、と言う瞬間。 ()[投票(8)]
太陽はひとりぼっち(1962/伊)★4 希望が失せたから欲望も消失したのだろうか。欲望がないから希望が見えないのだろうか。この女(モニカ・ビッティ)の虚無は、実体なき「希望」に盲進する証券取引所の「欲望」の空騒ぎとコイン(時代)の表裏なのだろう。鋭利な直線が強調された画面が印象的。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★3 CGかく極まれりという感じで没入感が凄い。手に汗握る驚愕の映像表現だ。映画としては、まさに不在のグラビティが主役で、このシンプルさを好ましいと思うか否かで評価が分かれると思う。 [review] (ロープブレーク)[投票(1)]
その夜の妻(1930/日)★4 無機質で剣呑なエンプティショット連発の最初の秀作。このスリラーからはじめて、オヅは別のジャンルにサスペンスを持ち込み続けた。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
非常線の女(1933/日)★4 破滅型の岡譲二は、もうひとつのオヅ的男性像の基本であること [review] (寒山拾得)[投票(4)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★5 全編クライマックスのハリウッド作品だと思いながら軽く鑑賞していたのだが違っていた。確かにそういう面もありアクションシーンを楽しむだけでも十分迫力があって面白い映画ではあるのだがそれだけでは無く、脚本とかも素晴らしく見応え十分な作品だった。 [review] (Myrath)[投票(6)]