[コメント] 私のように美しい娘(1972/仏)
これはトリュフォーの中でも傑作。もうこの粋なタイトルを聞いただけで絶対に傑作だと信じて疑わなかったが、聞きしに勝る素晴らしさ。ベルナデット・ラフォンは勿論のことギイ・マルシャン、シャルル・デネ等男優陣も皆いいし、何よりも演出のバイタリティが素晴らしい。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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害虫駆除の男−シャルル・デネの家で剥製と繰り広げるドタバタ劇は『知りすぎていた男』だし、シャルル・デネとラフォンとの塔のシーンは『めまい』だ。また、ラストの刑務所の中庭を掃除する教授からズームアウト、ティルトアップ、パンニングと続くワン・カットは特筆すべき鮮やかな突き放し。トリュフォーらしい甘さを残す突き放しだが、実に格好いい。
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