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[コメント] 罪の声(2020/日)

小栗旬星野源の探偵物語。前半は、そのクロスカッティング。外連を抑制した的確な画面作りがいい。京都のテイラー曽根の外観のカットなんかも丁寧な作りで綺麗。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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 こういう題材の常で、中盤までの、伏線の風呂敷を広げる部分はとても面白い。外連味のある演出としては、瀬戸大橋を岡山側へ渡った後の休憩シーンでの、クレーン上昇移動が突出して記憶に残るのだが、違和感があると云うか悪目立ちする演出だ。小栗の科白「おーコワ、京都人のほめ殺し」ってのも違和感あるが。

 後半は徐々にほころび(辻褄というよりは、違和感ある演出)が目立ち始める。例えば、牛乳瓶の底のような眼鏡をかけた宇野祥平が、暗い部屋で携帯電話に出るシーンはいくらなんでも作劇臭過ぎるでしょう。続いて、宇野の回想シーンでの、姉(生島望)・原菜乃華がトラックに轢かれるクダリ(轢かれた後の顛末も気になるが、そこは気にしてはいけない部分でしょう)。あと、梶芽衣子の回想で出て来る学生運動。梶はともかく、阿部純子は学生運動の闘士に見えない。そして、犯人側の生き残りである、梶と宇崎竜童は、もっと矜持か、あるいは逆に悔悛に徹した描き方にすべきではなかろうか。なんか中途半端な帰結に感じる。少なくも宇崎は、パラノイアックに誇りを持った人物として描いた方が、深みが出たんじゃないかと思った。

#京都や滋賀から道頓堀まで呼び出すって遠すぎる感覚です。酔狂すぎる。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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