コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 細い目(2014/マレーシア)

ヤスミン・アフマドの長編映画処女作(2004年作品)。これも全体に良く出来てはいるが、まだまだ、ぎこちなさを感じる。例えば、クライマックスでのフラッシュバック。
ゑぎ

 これが、本編中で一度使ったカットを、登場人物の回想としてフラッシュバックするのだ。これには違和感がある。既に客観描写として、認識したカットだからだ。二人の出会い、バス停での雨宿り等と、子供時代の中国系の男の子との別れの場面。

 オーキッドとジェイソンの出会いは、『ウェスト・サイド物語』のマリアとトニーの出会いのシーン(体育館のダンスパーティのシーン)のように音消し処理で表現される。こゝは瑞々しい演出だ。オーキッドはマレー系、ジェイソンは中国系で、本作も人種のハードルがモチーフとなるが、オーキッドは、金城武が好きだと云う。また、本作では、ジェイソンに詩作の志向がある。家族でゲーム(こゝでは言葉遊びゲーム)をする習慣も描かれる。

 写真屋でツーショット写真を撮る場面は、ほとんどアイドル映画の演出で、ちょっと気恥ずかしいが、こゝも瑞々しい。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。