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[コメント] ボーン・レガシー(2012/米)

トニー・ギルロイロバート・エルスウィットは、小さなズーミングも使うのだが、これが全然嫌らしくない。ポール・グリーングラスオリヴァー・ウッドと大違いなのだ。
ゑぎ

 前3作の撮影者を継続せず、あのゴージャスな『グッドナイト&グッドラック』のエルスウィットを起用したのは、ギルロイのチョイスなのかどうか分からないが、しかし、同じルックを継承しないことを選んだことは確かだと思う。また、前3作と異なる点ということで、もう一つ大きな違いは、ヒロインの魅力という部分だろう、レイチェル・ワイズの良さでラストまで引っ張られた感覚が大きい。プロットの分かりにくさと、ラスト近くのクライマックスの見せ方(No.3という暗殺者の腰砕け)に対する失望で、本作も高く評価することは、はばかれるが、私は前3作よりはずっとマシだと思う。

 山小屋の通信員−オスカー・アイザックの、敵なのか味方なのか疑心暗鬼になる不穏な描き方が印象に残る。あと、懐かしいステイシー・キーチの悪役顔が嬉しい。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ロープブレーク[*]

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