[コメント] カルメン(1954/米)
炎に赤いバラのタイトルバック。タイトルデザインは、ソウル・バスなのだ。カッコいい!オール黒人の世界のミュージカル。もうそれだけでファンタジーに過ぎる。
しかし、ドロシー・ダンドリッジ、ハリー・ベラフォンテ、共に歌は吹き替えなのだ。ベラフォンテまでとはねぇ。これが、本職のオペラ歌手に歌わせているのだが、全般に楽曲がいいと思えないのだ。役者に魂が感じられないので、歌も映えないのか。負の相乗効果か。
陰惨な映画だが、サム・リーヴィットのカラー撮影は美しい。また、流石に、タイトル・ロールのドロシー・ダンドリッジだけは、ファムファタールとして、魅力的に演出されている。そこは救いだ。
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