[コメント] わたしのSEX白書 絶頂度(1976/日)
本作もローキーが多く、つまり凝った撮影が多いということだ。中でも、画面外でヘリコプターの音がした後に、室内の窓からプロペラの影を見せる、といった凝った演出には唸らされる。
現実にこういう現象(ヘリコプターのプロペラの影が屋内に入って来る、なんてこと)はまず起こらない、という点でも映画的だ。『天使のはらわた 赤い教室』の窓外のライティングで時間経過を表現する演出を想起した。白衣の看護婦と全裸の看護婦の二重露光のカットもちょっと面白い凝った画面だ。
ヒロインの三井マリアはかなりの美人なので、彼女を見ているだけで興味が持続するのだが、益富信孝のカリスマ性も特記すべきだ。また、桑山正一が出てくるオフィスでの3Pのシーンは笑わせる。演者は大真面目にやっているが、このシーンはコメディだろう。
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