コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 悪魔のいけにえ(1974/米)

ホントに正真正銘の名作。墓荒らしの事件のナレーションから始まる、この始まり方もカッコ良ければ、エンディングの夕景の中のシーンも、なんて図太い開放感、爽快感だろう。その他細かい演出でも考え抜かれたアイデアが無数にある。
ゑぎ

 撮影はズーミングもあるが、きめ細かなドリーでの移動撮影も多い。夜の屋外を走る人物のカット・ズームイン(ポン寄り)なんてこともやる。美術も金はあんまりかかっていないが、骨のモチーフや建物内の気色悪い装飾など凝った造型だし、車のヘッドライトの使いようなんかも実によく考えられている。

 ま、それにしても、エンディングは狂気的、ある種奇跡的な演出で特筆すべきなのだが、その少し前、グランパにハンマーを持たせて、サリーの頭を叩かせようとするが、うまく叩けないという、このあたりもホントに可笑しい。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)DSCH[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。