コメンテータ
ランキング
HELP

ゑぎさんのコメント: 更新順

★4ファントム・スレッド(2017/米)単純に本作の舞台であるオートクチュールの世界の華やかさ、その絢爛たるスペクタキュラーだけでも見応えがある。特に、最初の顧客の描写、公爵夫人ヘンリエッタの場面で既に圧倒される。 [review][投票]
★3太陽の中の対決(1967/米)エルモア・レナードの原作(村上春樹訳)を読んだので、興味がわき見る。原作との比較の話になって申し訳ないのだが、改変部分は悉く上手くいっていないというか、プロットもキャラクターも薄められてしまっている。 [review][投票(1)]
★4レディ・バード(2017/米)冒頭、車の中で「怒りの葡萄」の朗読を聞いて涙する母と娘。直後の顛末の見せ方、そのスピード感にうなる。ラストも車を運転する場面のフラッシュバックがあり、母への想い、わが町サクラメントへの想いが語られるので、全体に本作は自動車の映画であり、母娘の映画であり、サクラメントという町についての映画だったという心象が強く残る。 [review][投票]
★4万引き家族(2018/日)小さな庭と縁側のある住居の美術装置と、黄色っぽい照明(フィルターワークか?)の醸し出す危うい感覚は面白いのだが、前半は人物の動きが平板で、映画が走り出さず、若干いらいらしながら見た。 [review][投票(2)]
★4恋の凱歌(1933/米)サイレント期の大傑作『サンライズ』や『肉体と悪魔』と同じ、ヘルマン・ズーデルマンの原作を元にした、ドイツを舞台とする作品。主演のマレーネ・ディートリッヒは本作でも冒頭から前半は、次作『恋のページェント』同様、過剰にウブな女性につくっている。 [review][投票]
★3コマンチェロ(1961/米)マイケル・カーティスの遺作は、ジョン・ウェインの西部劇なのだ。ありとあらゆるジャンルを撮った、というイメージの監督として、ある意味相応しい無差別感だと思う。 [review][投票(1)]
★4カンサス騎兵隊(1940/米)これはちょっと、マイケル・カーティスを見直してしまった(意外にやるやん、という意味の方)。まずは、活劇シーンがよく撮れている。最初の戦闘場面、2頭立て馬車に飛び移るスタントを含めたチェイスシーンは、『駅馬車』の二番煎じとも云えるが、 [review][投票(1)]
★4危険な場所で(1951/米)ニコラス・レイの傑作犯罪映画。前半は都会を舞台に主役の刑事、ロバート・ライアンの行き過ぎた捜査活動が描かれ、中盤以降は、僻地(雪の郡部)に飛ばされたライアンの、ある事件への関わりが描かれる、というはっきりとした二部構成になっている。 [review][投票]
★4天使の顔(1953/米)ムードのあるシーンの連続だし、唐突なアクションで瞠目させられる場面も持つ犯罪映画なのだが、どうも、人物の一貫性に難があるというか、少々分裂気味のキャラクターが目立つ。却ってそこが予測不能である、理屈の無い良さである、という部分もあって、複雑であるということでは、オットー・プレミンジャーらしい。 [review][投票(1)]
★3レディ・プレイヤー1(2018/米)やっぱり、VRゴーグルをかけた人々の、リアルな動作の映像がいちいち挟み込まれる、というところがポイントだろう。これを面白がる(心の中で笑う)映画だと見た。云うなれば、「空飛ぶモンティ・パイソン」の「Silly Walker」のコントのような、風刺としての面白さ。 [review][投票(3)]
★3ブルー・ガーディニア(1953/米)フリッツ・ラングにしては、幾分軽妙な犯罪映画だ。それは、ヒロインのアン・バクスターが、アン・サザーンジェフ・ドネルとルームシェアをしており、彼女達3人の賑やかさと華やかさが影響しているし、或いは、普段は悪役側も多いリチャード・コンテが、純然たる二枚目である、ということも大きい。 [review][投票]
★4仮面の報酬(1949/米)こんな面白い映画をメキシコロケで易々と作り上げている(ように見える)のだから、矢張りドン・シーゲルは最初期から非凡だ。 [review][投票(2)]
★3セブン・サイコパス(2012/英)これも、いかにも脚本の映画。「セブン・サイコパス」というタイトル自体、劇中で主人公コリン・ファレルが執筆中の脚本の題なのだが、画面で提示される映像は、脚本家ファレルの現実世界なのか、書いている脚本を映像化したものなのか、どうにもよく分からなくなってくる。 [review][投票]
★3ヒットマンズ・レクイエム(2008/英=米)原題は『In Bruges』なので、随分と文学的なタイトルなのだが、地名を題に持つだけあって、この街のたゝずまいが、とてもよく機能している。運河、石畳の道、特徴的な中世の建造物、中でも特に、広場の鐘楼が高所と閉所を活かした映画的舞台となる。全体に暗い画面はいい。 [review][投票]
★5拳銃魔(1949/米)車中の後部にカメラを置き、ワンカットで、銀行襲撃を撮るシーケンスが、確かに映画史に残る演出アイデアではある。銀行前に停車した際、警官が現れ、ペギー・カミンズが車から出て会話をする、という部分が殊に素晴らしい。 [review][投票(2)]
★4君の名前で僕を呼んで(2017/伊=仏=米=ブラジル)自然光と自然音の取入れがとても心地よい画面と音の映画だ。特に撮影はタイからサヨムプー・ムックディープロムを招き、奇抜な繋ぎを廃して(一部ジャンプカットもあるが)、あくまでも静謐なカメラの視点を突き付ける。 [review][投票(1)]
★5肉体の悪魔(1986/伊=仏)圧倒的な演出力の映画だ。もう冒頭から異様なテンション。屋根。画面奥に、学校の教室の窓。黒人の女性がスリップ姿で屋根に出てきて、泣きわめく。飛び降り自殺をするつもりなのか。近所の人達や教室の生徒達が窓やテラスに現れる。その中に、マルーシュカ・デートメルスが鮮烈に登場する。 [review][投票(1)]
★4肉体の悪魔(1947/仏)門の鉄格子、窓の飛散防止テープ、網目になったベッド頭部のボードといった、いわゆる、格子状、網目状でマスキングされた画面が何度も出てくるのが特徴で、主人公の二人、ジェラール・フィリップミシュリーヌ・プレールの孤立や断絶の感覚を象徴する。 [review][投票(2)]
★4ラッキー(2017/米)あゝ、ハリー・ディーン。冒頭とエンディングのリクガメの歩みは、ウェルマンの『牛泥棒』を再現しているし、一人の俳優の、これ以上ない遺作、という意味では、『ラスト・シューティスト』と双璧ではないだろうか。劇中、ウェインへのリスペクトを表明するシーンもあるではないか。 [review][投票(3)]
★4殺人者(1946/米)夜、走る車のフロントガラスからの映像で始まる。男が二人、車から降り立つ。ガソリンスタンドの前。踵を返して、道路を挟んだダイナーへ入っていく。素晴らしいオープニング!ダイナーの中のやりとりもいい。 [review][投票(1)]