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[コメント] 南京の基督(1995/日=香港)

好きな男とキリスト様だけを信じて壊れていく少女の姿に落涙。悲しくて切な過ぎる作品でした。決して富田靖子のヌードだけが見せ場の作品じゃない。彼女の台詞や演技は十分に他の中国人と混ざり合っていた。映像レベルでも『花様年華』を連想させる。でも、日本人と中国人を逆転させて配役する試みは無駄っちゃ無駄だった。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この物語で、龍之介(敢えてこう表現します)と金花を引き離す装置として 「国の違い」・「宗教の違い」・「不倫」・「貧富の差」・「梅毒」が配されてるけど、何をとっても救いようがない。。。

せめて原作のように彼女がキリストに救われたと思ったまま逝けたなら、と思わざるを得なかったです。。。

瀕死の金花を日本へ連れて帰ろうと岡川が必死に抱き締める馬車の中のシーンがとても好きです。

(評価:★4)

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