宗教家・メトフィエスの胡散臭さ。

滅びの美学を肯定されちゃ、必死に生きてるこちらが馬鹿にされた気になってくる。

そうか、フツアにとってゴジラは天災のひとつに過ぎず、怖さしかない、共存して当たり前の存在なのか。

まぁ、挑もうとは思わないわな、ゴジラみたいな手に負えないものに対して、普通に考えたら。

手に負えない、で原発を思い出した。

手に負えないものを利用しようとするから人災が起こる。

やめときゃいいのに。

さて、肝心のバトル。

ギドラは首しか見せず、モスラはその影しか見せない。

戦いは一方的で、観客は文字通り「見てるだけ」

と言うより「見せられてる」だけ。

ギドラは異次元からこちらの次元の物理法則に従わされた途端に激弱で萎える。

ゴジラが腕を振り払っただけでか弱い声で鳴く。なんだそれ。

ラストの特攻は文明の急速発展を止めようとしてのものだったんだろうけど、『さらば宇宙戦艦ヤマト』から何にも学んでないのな。

特攻精神はホント、日本人の恥だから勘弁して欲しい。