本作では、6人のうち4人は「更正」していると言ってよい。

1人は日常に退屈し、何か悪に手を染めようと企んでいる状態。

もう1人は連続殺人鬼というオチ。

非現実的です。笑

映画としては緊張と弛緩のバランスが非常に上手く退屈せずに観られました。

魚深市ののろろ祭りそのもの（のろろ様を見てはいけないという慣わし）といい、市役所職員が祭りの参加者が少ないからと件の6人を一同に介してしまう、全国紙に殺人犯が2人も写ってしまっていることを職員が嬉々として告知板に貼り付けている辺り、かなりツボです。笑わせてもらいました。

のろろ様が錆びている、祭りの最中の強風、ラストの流れはまぁ伏線回収のつもりなのでしょうが、もう少し違うラストが見たかったですな。