[コメント] 怒り(2016/日)
この映画には救いがない。人を信用しても裏目、信用しなくても裏目。表がない。どうしたらいいかわからなくなる。「もしかしたら犯」を演じた3人綾野・松山・森山はいずれも好演。だが、彼らと関わった者は全員泣いている。重い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
誰も犯人じゃないことを祈って見ていた。
みんなが幸せでいられたらと思って見ていた。
もしかしたら3人は同じ人で時系列がバラバラなんじゃないかと穿った見方も少しした。
でも結末は意外で驚いた。
信じているのに信じ切れなかった宮崎。扉の向こうの警官が何を伝えているのかは即座にはわからない展開。
3連ホクロ情報以降、疑いの目で見て自分が犯人と関わりがあったとわかると自分がゲイだとバレることを恥じた妻夫木(口では平気だと言っておきながら葬式には綾野を呼ばなかったり)。
そしてもっとも圏外と思わせた森山の大逆転的な怪演!!!
壊れてもいい玩具のような扱いの風俗嬢、ゲイ、米兵によるレイプ、センセーショナルな要素が満載。
展開としては面白かったが、なにしろテーマが重い。重過ぎる。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。