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[コメント] ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015/独)

ゲオルグ・エルザーという人物の伝記。別に偉人でもなんでもなく、未遂テロリストの話。面白いはずがない。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







爆破による暗殺未遂から始まり、取調べ中に彼の過去が去来する。

単独犯だったということがわかるが、それ以外に特に見るべきものはない。

ヒトラー暗殺に成功した、もしくは、誰も傷つけなかったというなら話は別だが、何の関係もない市井の人6人を殺害したテロリストに、名誉も尊厳もあるものか。

身勝手な思想で突っ走った凶悪犯、というイメージは最後まで払拭できずに幕。

美談に仕上げようとするテロップに吐き気。

近年わかった新事実という「金のなる木」に飛びついた製作陣にも呆れる。

例えるなら。

日本最後の斬首刑に処された毒婦お伝、実は情状酌量にて無期懲役の可能性が十分にあった。

斬首後の遺体解剖において、興味本位で局部を切り取られホルマリン漬けにされた。

毒婦というイメージはその美貌と金策のための娼婦経験から、後の小説や舞台で後に付けられた。

という有名な逸話・ドキュメンタリーと同レベルの話。

レヴュー、脱線し過ぎか。笑

(評価:★2)

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