[コメント] リアル・スティール(2011/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ストーリーは予定調和。でも男の子はみんなロボットが大好き!
特に人型ロボットが、ね! そんなロボットと共に少年がロボットダンスする。何て笑わせてくれるんだ!
子供が生まれてすぐに妻の元を去ったチャーリー。だから、息子マックスとも11年ぶりの再会だ。こんなにテンポ良く2人の絆が深まるなんてありえない。でも、いいんだ。娯楽映画だから。タイトル通り、主役はロボットなんだ。ヒューマンドラマに不要な時間を割く必要はない。最低限でいいんだ。按配としてはいい感じだった、と僕は思う。
マックスは男の子。ロボットが大好き。だから、旧型のロボットの事も良く知ってる。
深夜、トレーラーで移動中も片手にはWRB(ワールド・ロボット・ボクシング)の月刊誌が握られてる。
ロボットやゲームのことは良く知ってても、父親のことはよく知らない。でも、頑固なところは良く似てる。
知らない父のことを教えてくれたのが、ジムのオーナー・ベイリーだ。
父が元・ボクサーだったことも。2007年のボクシングの試合でKO負けしたけど善戦したことも。24勝19敗。勇敢に戦って、勝ちはすべてKOだったことも。全部彼女が教えてくれた。しかも明瞭且つ簡潔にw
僕たちは、かっこよく綺麗に塗装されたロボットよりも無骨なロボットの方が好きだ。
男の子はたいていそうだ。赤く塗装される前の『アイアンマン』が好きなのも似た感じ。ガンダムよりもザクの方が人気があるのもそう。
根本的に男の子はスポーツカーよりも働く車が好きなんだ。クレーン車とかショベルカーとか、レッカー車がね。
大人になるとスポーツカーや高級車が好きになる人もそりゃいるだろうけど。
マックスは男の子。アトムはその点で男の子が好きな要素が詰め込まれてる。レトロな外観、旧式なプログラム、そして父と同化するシャドウシステム。
この映画を楽しめるのは、スポーツカーより働く車を見て、今でもドキドキワクワクできる男の子の心を持った人たちだ。
ゼウス戦、最後のラウンドはマックスにとって初めて見る父のファイティング。世界ランカー2位のニコと戦った、2007年の、あの父と同じ!
アトムは1ラウンドであんなにダウンしてるんだ。判定負けは仕方ない。でも善戦した。それだけで充分だ。
欲を言えば、対ゼウス戦。ゼウスは派手に入場してきた。マックスとアトムはウリなのに、入場の際のダンスを省くんだ?w
そういう意味も含めて、ツインヘッド戦が一番燃えたね! サイコーにかっこよかったよ。
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