[コメント] シャッフル(2011/日)
木下半太原作だとばっかり思ってたら違ってたw 木下半太の「悪夢の〜」シリーズと同じくらい展開が予測不能なワンシチュエーションサスペンス。最後の最後まで目が離せません。御剣町が駅前から警官までなぜか西部劇チックになってんのがウケました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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エラリーのシャッフル作戦と、レイモンドの裏シャッフル作戦、さらに強盗前日と強盗直後の2本の過去軸がごっちゃになって、初見では見落としがちな細かな伏線もDVDによる2度の観賞で全て拾うことができました。
エラリーのシャッフル作戦は、記憶喪失になったレイモンドの記憶を戻してから、結婚詐欺にハメて自殺に追いやられたかおりの復讐をするため。
レイモンドの裏シャッフル作戦は、自ら記憶喪失を装い、ミスター山下を名乗って仲間をハメた裏切り者(エラリー)を見つけ出すため、と見せかけて全員をもう一度集結させ、エラリーの裏切りを確かめて暗証番号を聞き出した後に、仲間全員を裏切ってかおりと逃避行するため。
かおりは更に上を行って警察幹部と共謀してレイモンドを殺害。そして…。
しかし、エラリーがエラリー・クイーンから取ってるから2人で1人ってのは気づいたけど、逆に2,000万円ってキーワード、気づかなかったなぁw 後で観るとすっげぇドアップで言ってるんだけどねw
レイモンドの裏シャッフル作戦はエラリー以外は全員が「演じている」のが面白い脚本でした。
オーディオコメンタリーによると、舞台劇では本来、かおりはエラリーの元婚約者ではなく姉って設定だったみたいなんだけど、そっちの方が良かったかもしんないなぁ…。
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