みんな、自分がキサラギの死の原因に「絡んでいたい」サスペンスは笑える。

――僕のせいだ。。。

そう言いながらも、みんな口角が上がってんだもん(笑)。

最後の最後に小栗旬演ずる家元にお鉢が回ってきた時の、彼のニヤリは、

かつてない彼の芸域の拡がりを感じた。

他にも、コメディからサスペンスに移行する際、また回帰する際に、照明やＢＧＭ、時に天候の変化や塚地武雅演ずる安男の出入りを用いる辺り、ワンパターンでは決してないことも丁寧な描き方だ。

もう三谷さんじゃなくても書けるんだね、こういう脚本。。。

同じ１シチュエーションドラマとして咄嗟に思い浮かんだ『１２人の・・・』のオリジナル、三谷さんのパロディー、共に作品的に超えてると思った。

最期に、僕が一番チビリそうになったのは『喪服さえ着れば僕も盛り上がれるんです！』の一言。

『間宮兄弟』よりも益々パワーアップしてる彼の脹れっ面は思い出すだけでチビリそうだ。。。