芸達者な俳優に豪華なオープンセット。巨匠の手にかかればクリーンヒットは楽勝です。10年後に「スピルバーグの『ターミナル』は傑作だったよね！」とは言わないと思うけど、『ハウルの動く城』『マイ・ボディガード』と３本正月映画を見たけど一番楽しめた作品。（『少林サッカー』が合わなかったので『カンフーハッスル』はパス！）　肝心の「約束」も号泣ほどではないし、善対悪の構図、なぜか恵まれる親切な人々などありきたりのストーリではあるけれど、充実した２時間をもらえたと思います。レストランごっことか笑えたよ。余興の芸も普通に全然失敗してるし。（笑）　人任せの青年が美人受付嬢と結婚まで至るのはどうかと思うけど、ここまでハリウッドの定石を踏んでいるのだから、あのあり得ない結婚式も心から祝おう！

日本の巨匠にももう少し肩の力を抜いた作品を作って欲しいとつくづく思った。語り継がれる作品を作るのも大事だけど、人を楽しませるのがエンターティナーの基本だから。