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緑雨さんの人気コメント: 更新順(29/56)

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★4ゼロ・ダーク・サーティ(2012/米)スクリーンに身を委ねているうちに、いつの間にか「米国目線」に憑依している自分に気づき恐ろしくなる。その戦慄を味わうことにこそこの映画の意味がある。ラストシーンのジェシカ・チャステインをみれば、これがプロパガンダなどではないことは明白だろう。 [review]MSRkb, ジェリー[投票(2)]
★4扉をたたく人(2007/米)リチャード・ジェンキンズが絶品。無表情を保ちながら、手で身体で、微かなリズムを刻む繊細な身ごなし。心閉ざした気難しそうな面持ちの陰で、シャイな人の好さと熱情を絶妙のバランスで見え隠れさせる。 [review]サイモン64, Ryu-Zen, muffler&silencer[消音装置], 煽尼采ほか6 名[投票(6)]
★2エデンの東(1955/米)善と悪の二項対立の表現がレッテル貼りにしか思えず深みがない。母と弟は大した「悪」には見えず、父と兄の頑迷な生真面目さの方がエキセントリックに映ってしまうのは、けっして時代というフィルターを通して観ているせいだけではないだろう。 [review]けにろん, ナム太郎, ゑぎ, DSCHほか5 名[投票(5)]
★3マイレージ、マイライフ(2009/米)「所有しない生き方」という実に興味深いテーゼが呈示され、効率至上主義でビジネスライクなクビ切り屋という主人公のキャラ設定が冒頭で印象付けられたところで、気ままな出張生活に冷や水を浴びせるインテリガールが登場。どう展開が転がるのか期待をしたのだが、 [review]わっこ, けにろん[投票(2)]
★3ダーティファイター(1978/米)惚れた女を追いかけるやたら喧嘩強い男が殴る殴る。で、なぜかオランウータンが同伴。…まとめればたったこれだけの馬鹿馬鹿しいお話だけど、それでも何だか楽しい映画になっちゃうんだから面白い。 [review]3819695[投票(1)]
★3スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(1999/米)ナタリー・ポートマンの美しさにかなり救われてると思う。言っても仕方ないんだけど、何ともとってつけたようなストーリー。特に力が抜けたのは、 [review]けにろん, TOBBY, 水那岐[投票(3)]
★4モダン・タイムス(1936/米)文明批判、ブルジョワ批判ってのもあるんだろうけど、それよりも歯車たることに安住してしまう側の人間に対して警鐘を鳴らす側面の方が強いような。 [review]ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★4ゴーストライター(2011/仏=独=英)終始どんよりとした鉛色の色調で統一。曇天映画好き(?)には堪らん。 [review]煽尼采, 3819695, ペペロンチーノ, けにろん[投票(4)]
★4ディア・ドクター(2009/日)設定もプロットもさほど斬新なものではないのだが、過疎地の無医村のリアリティの丹念な描き込みと時間軸を敢えて判りづらく交錯させることでミステリ性を高めたことで、映画の世界にぐいぐいと引き込んでいく吸引力がある。 [review]3819695, けにろん[投票(2)]
★3ハウルの動く城(2004/日)空中歩行の浮遊感の素晴らしさも含め、序盤の街でのシークェンスのほうが老婆にされて以降よりも魅力的に思える。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3狼たちの午後(1975/米)予定調和に収まらないが故、観ていてどこか落ち着かない。居心地が悪い。それが劇中アル・パチーノのイラつきにシンクロしてゆく。 [review]おーい粗茶, 寒山拾得[投票(2)]
★3真珠の耳飾りの少女(2003/英=ルクセンブルク)運河や石造りの街並、橋、肉屋に並んだ豚の頭、洗濯窯…17世紀オランダ・デルフトを映像として甦らせる世界構築に感服する。そして油彩のキャンパスの手触りをフィルムに焼き付けるエドゥアルド・セラの映像美。 [review]3819695[投票(1)]
★4ザ・エージェント(1996/米)達観した態度は自分の弱さを覆い隠す手段でもある。逆に、素直になれるのは強さの証拠。人生をあきらめかけた二人が、強さを取り戻していく過程がとても丁寧に描かれている。 [review]けにろん[投票(1)]
★3ザ・メキシカン(2001/米)オフビート調のクライム巻き込まれスタイルは、コーエン兄弟かタランティーノの真似事っぽい感じだが悪くない。メキシコパートでは信号、レンタカー、犬といったガジェットが妙味。 [review]けにろん[投票(1)]
★4運命じゃない人(2004/日)アイデアだけの映画ではない。ダイアログ設計とキャラクタ演出の妙。 [review]ALOHA, ペペロンチーノ, ぽんしゅう, けにろんほか5 名[投票(5)]
★4鶴八鶴次郎(1938/日)「おや、お豊ちゃん、こんなところにホクロがあったんだね」「あらそう?」といちゃいちゃし始めて、周りを気にして佇まいを改める。こんな可愛らしい演出の一方で、あの厳格なラスト。これこそが成瀬の真骨頂。 [review]3819695[投票(1)]
★4「女の小箱」より 夫が見た(1964/日)価値観の衝突、エゴの対立をここまで尖鋭に際立たせた映画を他に知らない。情念の映画と見せかけて、物凄く理知的。 [review]3819695, ぽんしゅう[投票(2)]
★3JUNO ジュノ(2007/米)主人公エレン・ペイジを軸に、彼氏・父・継母・親友との関係の物語と里親候補夫婦との関係の物語がそれぞれに進行するのがプロットの基本構図となる。前者はなかなか感じがいいのだが、後者の側がどうもピンとこなかった。 [review]3819695[投票(1)]
★4バーン・アフター・リーディング(2008/米=英=仏)コーエン兄弟の真骨頂たる与太話系傑作。馬鹿げたフリして案外巧妙に出来ている。 [review]DSCH, ぽんしゅう, ペペロンチーノ, けにろんほか5 名[投票(5)]
★4犬神家の一族(1976/日)ミステリだがサスペンスは無い。ホラーハウス的面白さ。でもそこがよい。加えて云えば、監督自らそれを面白がりながら作っている感じが伝わってきてよい。 [review]ナム太郎, けにろん, ぽんしゅう[投票(3)]