人気コメント | 投票者 |
★3 | 長屋紳士録(1947/日) | 飯田蝶子って上手いなあ。海岸を必死で追いかけてくる坊やの姿には心動かされました。あまりウェットになりすぎないラストも良い。 | けにろん | [投票(1)] |
★3 | 正欲(2023/日) | 能面のような表情で新境地を見せる新垣結衣も悪くないが、出色なのは東野絢香。教室で激情をぶつけるシーンには心揺さぶられた。 [review] | ひゅうちゃん, けにろん | [投票(2)] |
★3 | TENET テネット(2020/米) | ノーラン自身が『メメント』でやった順逆の時制のコントロール、それを別々の流れを再編するに留まらず、一つ時制、一つの画面に統合するというチャレンジングな試み。 [review] | ジェリー, おーい粗茶, けにろん, DSCHほか5 名 | [投票(5)] |
★3 | ブルークリスマス(1978/日) | 仲代を駒にした前半の謎追いが長すぎる。場面展開はおそろしく速いのだが、それでも冗長。むしろ勝野と竹下の馴れ初めをもっと描き込んでくれた方が、なおのことラストが際立った。 [review] | 煽尼采, 寒山拾得 | [投票(2)] |
★4 | はじまりのうた(2013/米) | キーラ・ナイトレイの清廉な美しさとしなやかさ。特に、赤い格子柄のワンピースが似合っている。マーク・ラファロと男女の関係性に踏み込むのか否か、その繊細で慎ましやかな描き方もまた好い。 [review] | jollyjoker | [投票(1)] |
★3 | アンブレイカブル(2000/米) | テーマやオチのくだらなさなんて最早眼中になく、片や不死身の男、此方生まれる前から骨折していた男、その対比が面白いじゃん、というモチーフだけで100分の尺の映画をケレン味たっぷりに撮ってしまう野心に感動する。 [review] | DSCH, ゑぎ, けにろん | [投票(3)] |
★4 | 理由なき反抗(1955/米) | ファーストカット、泥酔して横たわるディーンが猿のおもちゃを弄ぶタイトルバックから情感が滲み出る。それに続く警察署シークェンスも、カッティング・構図取りで主要登場人物たちを微妙に交錯させる手管がなかなかに巧み。 [review] | モノリス砥石, ゑぎ, 3819695 | [投票(3)] |
★4 | ミナリ(2020/米) | 愛憎を抱えて苦闘しながら懸命に生きる移民家族の物語を通して感じられるのは、大地、陽光、そして水が与えてくれる生命の豊穣。 [review] | ゑぎ, けにろん | [投票(2)] |
★3 | 大人は判ってくれない(1959/仏) | 部分部分に見るべきところが少なくない映画だと思うが、全体のオーケストレーションという点では荒削りさを感じる。行き当たりばったりで、エモーションを醸成する構成がギクシャクしているように感じる。 [review] | 寒山拾得, けにろん | [投票(2)] |
★3 | 黒い十人の女(1961/日) | ノワールなオープニングシーンの格好よさは群を抜いている。シャワーを浴びせかけるなんていう情念的な演出も素晴らしく効いているし。 [review] | ゑぎ, けにろん | [投票(2)] |
★4 | PLAN 75(2022/日=仏=フィリピン=カタール) | 切った爪を植木鉢に捨てる、片付けたロッカーに手を合わせる、オペレーターを「先生」と呼ぶ、出前の寿司桶を丁寧に洗う。倍賞千恵子の所作の一つ一つが丁寧に印象深く演出されている。 [review] | ゑぎ | [投票(1)] |
★3 | PERFECT DAYS(2023/日=独) | 石川さゆりグレート。あんなママがいるスナックなら、そりゃ通いたくなるわな。 [review] | けにろん, おーい粗茶, ぽんしゅう | [投票(3)] |
★4 | ケイコ 目を澄ませて(2022/日) | 最初から最後まで無音楽。その分、コンビネーションミット打ちの音、弟が練習するギターの音、蛇口から水の出る音、冒頭から音を強く意識させられる。しかし、その音は主人公の耳には聴こえていない。 [review] | jollyjoker, 週一本, けにろん, ペンクロフほか5 名 | [投票(5)] |
★3 | ゴジラ-1.0(2023/日) | 作戦がついに実行に至るまさにその瞬間、伊福部昭のテーマ曲が流れ始め、背中がゾクっとする。ここから急に別の映画になったかのように空気が一変。 [review] | ぽんしゅう, DSCH, けにろん, おーい粗茶ほか5 名 | [投票(5)] |
★4 | アマデウス(1984/米) | 「上を見たらキリがない」とか言って簡単にあきらめてしまうのが凡人の凡人たる所以。彼(サリエリ)はけっして凡人などではない。 | ダリア, 新町 華終, ゆーこ and One thing, ナム太郎 | [投票(4)] |
★4 | コーダ あいのうた(2021/米=仏=カナダ) | 映画がこれまで真正面から向き合ってこなかった対象に踏み込みながら、オーソドックスな家族の物語を暖かく描いている。前者の要素がなければオスカー受賞もなかったかもしれないが、愛すべき小品と言える。 [review] | けにろん, おーい粗茶 | [投票(2)] |
★5 | マルホランド・ドライブ(2001/米=仏) | この上なく美しい映画。全ての画面に不穏な空気が溢れる。不穏にして、甘美。 [review] | DSCH, chokobo, ina, ゑぎほか7 名 | [投票(7)] |
★3 | 逃走迷路(1942/米) | 倉庫の巨大なシャッターをスクリーン代わりにしたタイトルバックが最高にかっこいい。あれよあれよという間に主人公が”巻き込まれ”ていく過程を描く手際の良さも絶品。 [review] | モノリス砥石, けにろん | [投票(2)] |
★3 | 赤い河(1948/米) | 牛、牛、牛…圧倒的な物量。赤い河を渡る場面は奇跡のような撮影に驚嘆する。しかも馬車への車載カメラを駆使する先進性。焼印、ブレスレット、入れ歯など、ガジェットの使い方が巧い。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★3 | ロープ(1948/米) | 映画という形式に対するチャレンジングな試みとしての完成度は大いに買う。ジェームズ・スチュアートの洞察力が不穏さを誘発し、チェストというモノに対する注目を生かしたサスペンス演出も冴える。 [review] | モノリス砥石, 3819695, けにろん | [投票(3)] |