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[コメント] 清作の妻(1965/日)

じめじめした素材を生真面目に撮りすぎ。増村作品は、新藤兼人が脚本書いてないものの方が好き。
緑雨

映画の舞台は今から100年ちょっと前で、映画自体撮られてから半世紀経ってるけど、ここに描かれているムラ社会の厭らしさは21世紀の現代日本においても脈々と生存している。そういうのをほくそ笑みながら突き放す高潔さにこそ、戦後社会における増村映画の存在意義があったと思うのだがね。同化してどうすんのよ、という気がする。

ここまでドンヨリと嫌な気分にさせてくれるのもまた作品の力ではあるが。

(評価:★3)

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