[コメント] 戦場にかける橋(1957/英=米)
これは喜劇でしょう。正直な話、ラストのアレック・ギネスの姿には思いっきり笑ってしまった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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敵を利することになると知りながら立派な橋を作ろうと懸命に尽力する英軍捕虜、その橋を命懸けで破壊しに行くのも友軍兵士という皮肉。
「私はいったい何のために橋を…」よろめきながら爆破スイッチの上に倒れ込んで、ドッカーン。本気で「これはギャグなのか?」と思ってしまった。
私の場合、軍人の尊厳だとか騎士道精神だとかはさっぱり理解できず、ウィリアム・ホールデン演じる世渡り上手な米兵の姿に最も共感してしまうような人間なので感想がちょっと極端なのかもしれないが、滑稽な姿が描かれることで戦争の空虚さや人間の愚かさが強調されているという意味で、やはり喜劇なんだと思う。
壮大なスケールのロケーションにも魅了された。本当に面白い映画だと思います。
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