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[コメント] ブレードランナー 2049(2017/米=英=カナダ)

前作『ブレードランナー』には浪漫があった。今作『ブレードランナー 2049』から感じるのは頽廃。
緑雨

ニヒリズム…は言い過ぎかもしれないが、無常感と言えばよいか。それぞれ30年先の近未来を描いているわけだが、結局その映画を製作した時代の空気を反映するということなのだろう。今から30年後に「ブレードランナー 2079」がもし作られたらどんな作品になるのだろう?非常に興味深いが、自分がそれを生きて観ることができるかは微妙なところ…

長尺だが、全編ほぼライアン・ゴスリングの主観で物語はリニアに進行する。ミステリ仕立てで真相に少しずつ近づいていく語り口はロード・ムービー的な妙味を感じる。

物語にアクセントをもたらすのが、ジョイ(アナ・デ・アルマス)の存在(話題のスマートスピーカーの究極の進化形だな)。バーチャルなアシスタントと情が通じてしまうという設定に新しさはないが、そもそも儚い創造物であるレプリカントよりもさらに虚ろな存在として印象付けられることで、切なさが増幅する。

(評価:★4)

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