[コメント] ダラス・バイヤーズクラブ(2013/米)
悪党による世直しという話法はオーソドックスなものだが、HIVの脅威が世界的に注目され始めた頃の時代感と、破天荒なマシュー・マコノヒーのキャラクタとビジュアルが映画に勢いをもたらす。
板塀越しに、ロデオと性交を対照させる最初と最後のシーンが実に印象的だが、そのエモーショナルなイメージと裏腹に、プロットがどんどん社会性を帯びていくあたりに些か面食らった。 主人公とジャレッド・レト、主人公とジェニファー・ガーナーの関係性も、分かるようで腹に落ちず、演出の不足を感じる。そのあたりうまく描かれてさえいれば、傑作になったように思う。
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