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[コメント] フォレスト・ガンプ 一期一会(1994/米)

日本でこれをやるともっと生活感のあるしみったれたものになりそうだが、このようにふんわりした御伽噺っぽい作りにできるのはとてもアメリカ的だし、ゼメキスとハンクスの才能あってのものだと思う。
緑雨

1950〜80年代のアメリカ社会史をダイジェストでなぞりつつ、影の歴史にも表層的に目配せするあたり、意識してやっているのだろうが、やや偽善的で優等生的な印象は否めない。

そうした「公」の部分よりも、フォレストに対する母の無償の愛であったり、初めてのスクールバスで隣に座ったことに始まるフォレストとジェニーの深い深い結びつきであったり、「私」の部分の方がずっと感動的だ。ベトナム帰還後の集会での、リンカーン記念堂のリフレクティング・プールの場面はとても印象深い。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)ぽんしゅう[*] けにろん[*] 週一本

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