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緑雨さんのコメント: 点数順

★3黒部の太陽(1968/日)五社協定絡みの制約もあり、主演二人を除けばメインキャストを新劇出身俳優が占めている。いわゆる「映画俳優」により演じられる当時の日本映画とは一風違った武骨な雰囲気が漂っているのはそのせいもあるか。 [review][投票(3)]
★3目撃(1997/米)前半の"目撃"シークェンスにおけるサスペンス演出は秀逸。シチュエーション設定が抜群にいいし、 [review][投票(3)]
★3猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011/米)物足りないところ、ツッコミたくなるところは多々あれど、最後まで中だるみなく引っ張っていく牽引力は評価できる。特に前半部がよい。 [review][投票(3)]
★3バットマン ビギンズ(2005/米)リソース偏在ヒーロー。 [review][投票(3)]
★3泥棒成金(1955/米)グレース・ケリーが凄まじい。ただ美しいというだけでなく、ケイリー・グラントを誘惑する件りでの強烈な魔性。花火をバックにした暗がりの部屋で、顔が陰影に隠れネックレスだけが浮かび上がる不穏さ。 [review][投票(3)]
★3レベッカ(1940/米)マンダレイの屋敷で、廊下越しに捉えられる開かずの「西の部屋」の扉、その前に侍る犬、それをカメラが捉えるだけでサスペンスな空気が漂う。もちろん傍らにジュディス・アンダーソンの存在を否応なく意識させられるからこそなのだが。 [review][投票(3)]
★3アウトロー(1976/米)冒頭の襲撃シーンの演出の厳格さ、壮絶さから想像される典型的な「復讐」譚を、遥か超越する「回復」の物語。 [review][投票(3)]
★33時10分、決断のとき(2007/米)マンゴールドのクローズドな演出力はダイアログで魅力を発揮する。クリスチャン・ベール宅での晩餐、或いはコンテンションのホテルに於ける窓際での対話のテンション。一方で、空間演出、アクション演出は実直過ぎて凡庸。 [review][投票(3)]
★3アフタースクール(2008/日)前半部のディテクティブ・ストーリーはテンポも小気味よく、巻き込まれ的要素もあって、テイストは違うもののヒッチコックばりの不穏さが佳い。それにしても佐々木蔵之介は巧い。 [review][投票(3)]
★3地獄に堕ちた勇者ども(1969/伊=独=スイス)もう少しシリアスなものを予想していた。作り手の意図は分からないが、ナチスすら記号と化し、没落貴族の濃ゆい面々がただただ醜い愛憎を繰り返し堕ちていくさまが、むしろ喜劇的にも見えてくる。 [review][投票(3)]
★3ディパーテッド(2006/米)簡潔かつスタイリッシュなカットの積み重ねで作品を組み立てていくスコセッシの手腕はやはり確かだ。特に、長い長いアヴァンタイトルでの状況説明が秀逸。暴力シーンを見せる手際のよさも含め、『グッドフェローズ』にも通じる確かな技量を感じる。 [review][投票(3)]
★3ハッシュ!(2001/日)何より傑出していると感じたのは、田辺誠一が実家に泊まるくだり。秋野暢子光石研とのダイアログが滲ませる不穏さ。田舎における血縁のシリアスさを醸し出す緊張感が凄い。 [review][投票(3)]
★3太陽(2005/露=伊=仏=スイス)キリスト教世界の制作陣が「現人神がある日突然人間に為る」というエキゾチシズムに対して興味津々なのはよく伝わってきた。が、それ以上のものがあったのかは疑問。 [review][投票(3)]
★3ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007/日)昭和33年を静的に切り取った前作に対して、過去との関係性で昭和34年における時間感覚を動的に浮かび上がらせた続編。 [review][投票(3)]
★3ロッキー・ザ・ファイナル(2006/米)30年にも亘る大河ドラマの終末が、よもやこのような慎ましい小品で締めくくられようとは。”エイドリアンズ”レストランで客に昔話を語り聞かせるロッキーの姿の、なんと愛おしいことか。 [review][投票(3)]
★3小説家を見つけたら(2000/英=米)「ものを書く」という行為を、映画という手法によって表現するのはやはり難しいな、と。 [review][投票(3)]
★3インファナル・アフェアII 無間序曲(2003/香港=中国=シンガポール)紫煙を燻らすウォン警部。飯を食うサム。オープニングシーンに抜群に味があり、ここで施された下味が全編に利いている。この二人を軸に、繰り広げられる「業」のドラマが、強く印象付けられる。 [review][投票(3)]
★3イルマーレ(2000/韓国)主役二人のキャスティングとキャラクター付けが良い。特にイ・ジョンジェ。格別に男前というわけでもないが、はにかんだような笑顔の爽やかさはなかなか印象に残る。 [review][投票(3)]
★3フィフス・エレメント(1997/米=仏)間違いなく駄作なんだけど、これ誉める人は寛容でワカッテル人、みたいな感じになっちゃってるところがウマイ。ていうかズルイ。 [review][投票(3)]
★3しとやかな獣(1962/日)空間への執着が作家魂を呼び覚まし、狂人絵巻を展開させた?若尾文子は確かに凄いが、ホントに凄いのは山岡久乃が醸し出す冷たい感覚かも。 [review][投票(3)]