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[コメント] シング(2016/米)

ショウは十分に楽しめた。更に本作は、個々の家庭描写が秀でている。特にロジータの家庭。夫は毎日疲れているサラリーマンだ。ある日、彼が帰宅すると・・・、
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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手渡されるのは、手作りパイの皿。「君のパイは最高なんだよな」と言う。この後が秀逸だ。彼は皿を持って隣室へ。電気も付けずにソファーに座ると、そのまま眠ってしまうのだ。皿を傾けてパイは落ちている。ロジータが来る、「あらあら」と言って静かにドアを閉める。

普通の男なら、へとへとに疲れていても、妻の目の前では疲れている所を見せたくはないものだ。この夫も帰宅すると妻にまず優しい言葉をかけ、そして静かに隣室に行った。限界だったのだろう。 このシーンはサラリーマンの男なら経験があるというか、この心情は十分によく分かるだろうと思う。

ロジータの優しさも良い。

実写ならリアルになり過ぎるが、アニメなら微笑んで済ませられる気がする。これもアニメの良い所だと思う。

(評価:★4)

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