[コメント] ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015/仏)
淡々と、しかし主人公に焦点を定めて執拗に追ってゆく手持ちカメラは、最低に呪わしい現実をなぞってゆく。描くのは愛深き男の、愛なき冷酷な使命のゆくえだ。
自分も仕事を探して無為の日々を過ごし、精神を痛めつけられた経験はもっているがゆえに物語は辛すぎる。ラストの行動にも自分は共感をさそわれるが、抱える荷物の少なさゆえであって大口は叩けないのが正直なところではある。
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