[コメント] シング・ストリート 未来へのうた(2016/アイルランド=英=米)
『小さな恋のメロディ』の語り直しともとれる。だが幾年かの歳を重ねたぶんの「ほろ苦さ」はそこからは感じ取れない。恋も、親子の相克も、あるいは抑圧する権力者への反逆も歌によってうまくゆくものだとの甘えがここにはあるのだ。それがロックだと思うなら転がり続けろ。傷つかないでマーク・レスターのふりを今更できるなどと誤解するな。さもなくば既に大人になった奴らとの傷をなめ合う茶番劇に堕してしまうのだぞ。
(水那岐)
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