[コメント] 海でのはなし。(2006/日)
スピッツありきの物語なのだろうが、それぞれのナンバーが場面に結びついていないし、むしろ明らかにされる重いファクトが中和されてしまう軽薄さを感じる。
監督は沈黙恐怖症なのか?と疑ってしまうくらい、音楽の挿入部は唐突で素人臭い。そして押し問答と他愛のないお喋りだけでは映画のダイナミズムには繋がってゆくものではないな、と痛感させられる。
新人を吊し上げにするのは酷ではあるが、それでも人物描写の稚拙さは目を覆わんばかりだ。大人と子供の関係を描いてゆくなら、せめてそれらを書き分けられるテクニックを身につけてからにして欲しかったのが正直なところだ。
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