[コメント] 暴力の街(1950/日)
実に瑣末な事だが、暴力団員たちの演技が稚拙であり、主人公たちが真剣に立ち向かってゆく恐怖が伝わってこない。まだ日本映画界にリアリズムが徹底する前の作品らしく、映画史的には日本の「政治の季節」を代表する重要な位置を占める作品だけに、この稚戯というに相応しい演技の存在を惜しむ。
(水那岐)
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