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[コメント] 早春(1956/日)

大きな流れに身を委ねて生きている人々も、穏やかな水面下にそれぞれの激情を隠していないことがあろうか。人の感情を木に喩えるなら、最近の文芸映画は枝葉の部分こそ本質と妄信し、徐に特殊な枝葉を描かんとするが、小津は幹しか描かない。常に同じ幹のみ描き、そこから無限の枝葉を想像させる。
(★4 kiona)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)パグのしっぽ[*] セネダ[*] ina

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