[コメント] 西部戦線異状なし(1930/米)
兵士を殺すもの
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
兵士が死ぬのは戦場であるが、兵士を殺すのは敵の兵士ばかりとは限らない。
戦争を支える銃後の熱狂もまた兵士を殺しているのだ。冒頭の、教室から英雄気取りで戦争に志願していく生徒たち。そして後半では、戦場で傷つき教室に戻ってみたものの、後輩たちに死の恐ろしさを説くと、後輩からは卑怯者、臆病者と罵られる主人公のポール。
恐ろしくて悲しい教室の風景である。教室って勉強するところだろ。
兵士が死んでも西部戦線は異状がないようだが、銃後の教室は異常ありのようだ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。