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[コメント] いまを生きる(1989/米)

ロビン・ウィリアムズを使っていながら、あくまで生徒達を主人公に据えている展開には好感が持てる。そう、学校の主役、少なくとも彼らにとっての主役は、彼ら自身なんですから。以下「ただし…」の点も含めて。
Myurakz

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







基本的に、ロビン・ウィリアムズが生徒達を啓発していくのはほぼ授業の中。教師として与えられた時間の中で、生徒達を教え導いていけるっていうのは、一つの理想形なんじゃないかなと思う。

そしてだからこそ、授業以外の時間において彼ら生徒が自ら考え、自ら動くことを観ることができたんです。教師はあくまで生徒の人生を補佐してあげる役。あとは彼らが何を考え何をするかだってこと。

ただし、それだけに自殺はいただけなかった。あれだけ見事に方向付けていてあげられていたキーティングが、あの1点に限って異常なまでに手落ち。「あぁ言うしかない」って見方もできる気はしますが、腹を割って話しに来た生徒が、自殺以外選べなくなるっていうのは言い訳がきかない。

スタート段階から生徒達がスポイルされ切っているのも、ちょっと感情移入の妨げにはなりました。そうじゃなかった僕の個人的感想だけどね。喫煙やら何やらも含めて、ちょっと真っ当すぎる気がします。

なんて色々言いながらも、ラストはしっかり感動してたんだけどね。一番好きなシーンは教科書破くところでした。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)TOBBY 甘崎庵[*]

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