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[コメント] 素直な悪女(1956/仏)

 クライマックスのマンボのシーンがすごい。彼女の表情、止まらないリズム。タイトルに偽りなし。
にくじゃが

 靴が窮屈!ってなかんじで靴を脱ぎ捨て、車をほしがり、ヨットで海へ。あのしょぼい町を、若さを持て余しまくっているジュリエットさん。小さな幸せを見つけるのが下手で、だからこそ、ここではないどこか、これではない何かを求め続けるジュリエットさん。バルドーのあのぶーたれた顔、のびのびした手足がそれを十二分に表現してる。まあ、表現してるわけじゃないのかもしれんけど。

 クルト・ユルゲンスの渋さ、ジャン・ルイ・トランティニャンのかわいらしさも良し。おにいちゃんはどうでもいいや。

(評価:★4)

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