[コメント] 鮮血の美学(1972/米)
泥、塵、悲鳴、恐怖、絶望、憎悪に、まみれまみれて爪の間に入り込んでこびり付いて取れない血のような。鉄分のむっとする悪臭を放つ。
そのように生々しい殺人現場の描写と対照的に、事件の外の日常の場面が、ホームドラマやシットコムのトーンに嘘っぽくデフォルメされて全く現実の手触りを持たないのも凝っている。
殺意を体験する映画でもある。
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