[コメント] 風と共に去りぬ(1939/米)
製作から66年、いまだハリウッドはこれを越える作品を、作り得ていないのではないか。['05.9.24DVD]
序盤、ヌルい昼ドラみたいな展開だし、ヴィヴィアン・リーもワガママなだけだし、カマトト振ったオバハンに見えて綺麗じゃない。
しかし、メラニーの出産シーンあたりから、ヴィヴィアン・リーが唯一無二の存在感を見せ始める。
自我に目覚め、地に足を付けて力強く生きる女の姿は美しいのだ。
昼ドラ的展開は全編に渡るものの、スケールの大きさ、役者の重厚さのお陰で、むしろ大河ドラマ、まさに大作と呼ぶに相応しい。
何より232分を、長く感じさせないのだから凄い。
クラーク・ゲーブル、オリビア・デ・ハビランド、ハティ・マクダニエルも好演。
若い黒人メイド役の女優が、中村メイコに似てて笑える。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。