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[コメント] 桂子ですけど(1995/日)

心臓の鼓動は「生」の証明であると共に、「死」へのカウントダウンでもある(02/05/04)→
秦野さくら

斬新な(?)映画にも関わらず、怖いくらいに何も感じない映画だった。 「良い」とか「悪い」とかではない。何も感じないのである。

自殺サークル』を観た後、後味の悪さばかりが残ったのだが、ことばに出来ない「何か」が私の頭のなかに一週間程住みついていた。それは何か私の中で心地よいものだった。

自殺サークル』の答えを探す為にこの映画を観た訳ではない。多分、私が共感した園子温にもう一度出会いたいと思ったからだろう。

・・・なのに、何も感じられなかった。

自殺サークル』は「私」だったが、『桂子ですけど』は「桂子さん」だった。

・・・この監督は、なぜ、これほどまでに「死」に怯えているんだろう。

(評価:★3)

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