[コメント] 黒部の太陽(1968/日)
黒部ダムの難工事は戦後日本の神話のひとつ。愚直だが骨太な大作で、映画観たなーという気分になる。
現場を去ろうとする土方たちに、お前なんか仲間じゃない、土方じゃないと糾弾された現場監督・裕次郎。
「お前たち… オレを、そんなふうに思っていたのか!」
当ったり前だろ、苦労も知らずに大スター様になった放蕩坊ちゃんに、斬られ役も回ってこない大部屋底辺役者の気持ちが判ってたまるかよ、ふざけんなよ死ね死ね殉職しろ! なんて思いました。裕次郎はその「苦労」をまさにこの映画製作中に味わっていたわけで、なかなか面白い映画だと思います。(全長版DVD鑑賞)
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