ペンクロフさんのコメント: 点数順
ボーン・アルティメイタム(2007/米) | 感情移入を切り捨てて早いテンポのトンチ合戦に活路を求めたこのシリーズ、総じてアクションの快感はゼロ。ボーンのトンチ〜腑に落ちる、の繰り返し。それがお前のやり方か、と愚息もションボリ。 | [投票(1)] | |
ボーン・スプレマシー(2004/米=独) | 前作よりもゴラクしてて面白いのだが、ひとりぼっちの無頼漢ボーン君の活動資金はどうなってるのだろう。車や銃や旅費、ずいぶん気前がいいのが気になった。 | [投票(1)] | |
宝島(1987/日) | テレビ版のシルバー(若山弦蔵)ジム(清水マリ)というFIXをシルバー(羽佐間道夫)ジム(野沢雅子)に変更したMISCASTは言語道断。FIXじゃないとせっかくの名作が台無し(苦笑)。HILOさんすみません一度言ってみたかったんです。テレビ版は★5。 | [投票(1)] | |
CASSHERN(2004/日) | この監督なりに懸命に作った全力投球観念映画であることは疑わない。ちょっと話を聞いてみようかという気にはなる。でも宮迫すべてとか唐突な『メトロポリス』ごっこで判るように、この映画情緒が病的に不安定なんだよなあ… | [投票(1)] | |
白い肌の異常な夜(1971/米) | ヤロー不在の平成女学園でエロゲ主人公ばりにモテモテのイーストウッドだが、物語は速やかにおっかない展開に。モテモテウハウハなんかあるか…! エロゲじゃあるまいし…! そりゃそうだよな。スティーブン・キングの小説「ミザリー」に影響あり。 | [投票(1)] | |
ダイ・ハード4.0(2007/米) | 空疎な大作アクション。どの登場人物の背中にも「生きかた」が貼りついておらず寂しい。「デジタル技術漬けのマッチョ譚」という構造に中途半端な時代性が見える皮肉。 | [投票(1)] | |
ローズ・イン・タイドランド(2005/カナダ=英) | 気に入らないところは多々あれど、息を呑む素晴らしい瞬間も沢山あった。子供の目で見た世界の論理と感覚を、そのまま損なわずに銀幕に吐き出している。これはテリー・ギリアムだけの稀有な才能と思う。 | [投票(1)] | |
リンダ リンダ リンダ(2005/日) | やりたいこと、やらせたいことは判るのだが肩入れできない。たぶんブルーハーツであることにどうしても「意味」が読みとれるからで、たとえば「徹子の部屋」の着信音には意味がなく、それ故に美しかったじゃないかと思う。 | [投票(1)] | |
たそがれ清兵衛(2002/日) | いかにも山田洋次らしい生真面目な映画。その実直さは時に好もしくもあるのだが、一方で非常に疎ましくも思えるものだ。良くも悪くも実家に帰ったような気分にさせられる山田洋次の作家性。宮沢りえはステキだ。 | [投票(1)] | |
無法松の一生(1958/日) | この実によくできた58年版に、43年版がいかに神がかった凄い映画であったかを思い知らされた。阪妻は何をやってもマンガじみてムチャクチャで、こちらの三船のほうが余程まともな演技をしているのだが、圧倒的に胸を打つのは断然阪妻の無法松なのだ。 | [投票(1)] | |
デッドロック(2002/米=独) | くっさいくっさい男の世界を期待していたのだが。どこもかしこもプラスチックの手触りで味気ない。たぶんラップのせいだ。ラップというものが出てきてから、映画の味わいは薄くなったような気がする。 | [投票(1)] | |
丘の家のジェーン(1989/カナダ) | モンゴメリサーガの映像化をライフワークとするケビン・サリバンの佳作。ジェーンと仲良くなるバンカラ浮浪少女を、まだかわいかった頃のサラ・ポーリーが好演。 | [投票(1)] | |
チャタレイ夫人の恋人(1982/英=仏) | エロエロばんざいエマニエルとは微妙に異なる文学の香り。まあでもクリステルにジャカンとくれば、たいした違いはありません。 | [投票(1)] | |
ドクトル・ジバゴ(1965/米=伊) | メロドラマin絶景。非常に丹念に作られているのはわかるが、興味ない他人の身の上話の域を出ず。 | [投票(1)] | |
シティ・オブ・ゴッド(2002/ブラジル=仏=米) | これだけクソ暑けりゃ、真面目に勉強なんかやってられないよなあ… とタタキ(強盗)や殺しに共感しかねない気分になる極悪映画。うるさいカメラとうるさい編集が、逃れられない熱風を生み出している。 | [投票(1)] | |
ピカソ・トリガー 殺しのコード・ネーム(1988/米) | アンディ・シダリスのオッパイ映画はどれもこれもまるっきりおんなじで感動します。この映画も、やっぱり他のシダリス映画と記憶がゴッチャになってます。でも好きさ! | [投票(1)] | |
愛と宿命の泉(フロレット家のジャン/泉のマノン)(1986/仏) | 因果は巡るフランス講談。第一部の少女とその少女が成長した第二部のベアールが素晴らしく、気分はすっかりイブ・モンタンのバカ息子。 | [投票(1)] | |
溶解人間(1977/米) | 宇宙帰りの人間が、なぜかド田舎で人を殺しつつドロドロ。ジャミラのような悲壮感もなく、映画そのものがゼロに向かって溶けていく。殺しの描写がものすごく気まぐれで投げやり。生首のくだりは必見! | [投票(1)] | |
トレマーズ3(2001/米) | シリーズが進むたび非常にゆるやかにパワーダウンしつつも、このシリーズのテイストをがっちり守っているのは立派。ついに主役の座を勝ちとった兵器マニア・バートの勇姿にシビれます。 | [投票(1)] | |
あおさぎと鶴(1974/露) | チョロい痴話喧嘩でも、丁寧に見せられるとこんなに面白い。アオサギもツルも似たようなもんじゃねえかと思っていたのに、いつの間にかお話にのめりこんでいる。知ってる噺でも名人が語れば笑ってしまう落語の味わい。 | [投票(1)] |