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いくけんさんのコメント: 点数順

★4スケアクロウ(1973/米)ファースト・シーン、砂塵に吹かれる根無し草。哀感が溢れる名場面。俺っちの人生に似ているYO!映画は、この情感を、巧みに継続してゆく。一級品。ところどころに燈る暖かな光が、何とも寂しい。裏切ることのない、男の友情が、何とも淋しい。[投票(5)]
★4殺し(1962/伊)映画的記憶に包まれて  [review][投票(4)]
★4空の大怪獣 ラドン(1956/日)センス・オブ・ワンダーに、満ちた快作。航空自衛隊の面々が、『ライトスタッフ』然として凛々しい。あと、ラドンの破壊から、よくぞここまで、博多の街並が復興したもんだと空想し、高層ビルを見渡してみると、なんだか、新鮮な気分になって来て面白い。(皆さんの街でも試してみてね!)[投票(4)]
★4フェリーニの道化師(1970/独=仏=伊)自由の幻想』、フェリーニバージョン! [review][投票(4)]
★4アヴァロン(2001/日=ポーランド)仮想現実と銀幕との蜜月は続く。仮想現実に吹く生暖かい風に奇妙なカタルシスを、セピア・カラーのワルシャワの路面電車と裸電球に不思議な事後の安堵感、を覚えた。ライトでちょっと宗教的で猥雑で、確信犯的なモノトーンの美が横溢する。あのユニークな映像と反復のリズムに、しばし、ほろ酔い。 [review][投票(4)]
★439 刑法第三十九条(1999/日)映画的表現とはこれ! [review][投票(4)]
★4續姿三四郎(1945/日)続編でも凄いところアリ。最後の山小屋のシークエンスの緊張感は特筆もの。『白痴』を彷彿させる白の恐怖。檜垣源三郎の造型も見事に恐ろしい。黒澤ファン、必見! [review][投票(4)]
★4魔女の宅急便(1989/日)自立の達成感と 空を飛ぶ開放感 それにユーミンの歌声が重なって 幸福感に胸がいっぱいになります。魔女一人につき黒猫が一匹の設定もかわいいネ。[投票(4)]
★4グリフターズ 詐欺師たち(1990/米)最初のスプリット・スクリーンによる3人の登場シーンから、私はご機嫌だった。 アンジェリカ・ヒューストンの銃に弾をこめるときの、指さばきの美しさといったら。[投票(4)]
★4アンドレイ・ルブリョフ(1967/露)世界最高水準に近いこのモノクロ画面の豊穣さに圧倒されつつ、ルブリョフの祈りのほとばしりたる赤いイコン(聖像)の接写に、更に深い感銘を受けた。モノクロ画面による、ラストのイコンを引き立たせるための静かなる演出。タルコフスキーは後々、カラーで以って『ノスタルジア』『サクリファイス』で自らの絢爛荘厳なるイコンを構築した。現代のルブリョフは同じくアンドレイの名を冠したタルコフスキーだ![投票(3)]
★4小さな恋のメロディ(1971/英)みんなに平等に降り注ぐトキメキの時間帯。至福の光に包まれた「人生の朝」。実社会に出て色々シビアなことがあっても、この映画の存在が俺のココロを果てしなく癒してくれる。そう、それは、今では不思議な感覚さえするが、確実に陸つづきの世界で起こった光景なのだから。 [review][投票(3)]
★4妖怪ハンター ヒルコ(1991/日)静寂の支配する夜、無数の蜘蛛状のヒルコたち(まがまがしい思春期のリビドーみたいなもの)が湖面に浮かぶ美少女「月島」を見上げる。「月島」は、満月を仰ぎ見ながらの甘い恋唄。美のヒエラルヒー、満月を起点とする妖しい光の円錐(えんすい)。綺麗って残酷。[投票(3)]
★4アイズ ワイド シャット(1999/米)巨匠の遺作の持つ、不思議な肌ざわり。 [review][投票(3)]
★4カンゾー先生(1998/日)先生がんばって、今行くけん! [review][投票(3)]
★4カリガリ博士(1919/独)独逸版「ドグラマグラ」。お化け屋敷行脚の快楽。「お前がカリガリだ!」の場面は『時計じかけのオレンジ』を連想させるキッチュな仕上がり。レモンティー片手に 観ると優雅な午後となった。嗚呼、無声映画、万歳![投票(3)]
★4アタラント号(1934/仏)やっと、観れました、うわさの天才ジャン・ヴィゴ作品。私の映画史のパズルにまた1ピース埋まりました。どこまでも、タッチが自由で伸びやかで、素晴らしい。体のすみずみまで、癒される感じがしました。 [review][投票(3)]
★4E.T.(1982/米)宇宙人の変な病原菌が、エリオット少年にうつらんかと、ちょっと心配した。 (宇宙人に会ったときはみんなも気をつけてね!)[投票(3)]
★4紅夢(1991/中国=香港)淡い夢と光と風と  [review][投票(2)]
★4座頭市(2003/日)必殺!仕掛人(仕事人) たけしの舞! [review][投票(2)]
★4機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)揺れ動くふたつの心。構築のベクトルと破壊のベクトル。進歩のスピードと戦争のスピード。石仏は語らない。 [review][投票(2)]